癖と歯並びについて
2024年3月1日
こんにちは。品川勝島おもち歯科・矯正歯科です。
皆さんはふとした瞬間にやってしまう癖はありますか?
癖の中にはお口に影響を及ぼすものがあります。今回は「癖と歯並び」についてお話したいと思います。
歯並びに悪影響を及ぼす可能性のある「悪習癖」
様々な癖の中で、歯並びや噛み合わせに悪い影響を及ぼすものを「悪習癖」といいます。
悪習癖には
・口で呼吸している(口呼吸)
・いつも口が開いている(口唇閉鎖不全)
・指しゃぶりをする(吸指癖)
・唇を前歯で噛む(咬唇癖)
・舌で前歯を押す(舌突出癖)
・爪を噛む(咬爪癖)
・鉛筆や毛布などを噛む ・頬杖をつく
などがあります。
とはいえ、乳児期にみられる指しゃぶりや物を噛む癖は成長に伴い自然となくなってくることが多いため、心配し過ぎる必要はありません。ですが、大きくなっても上記のような癖を日常的に行っていると、前歯が飛び出て出っ歯になったり、前歯が噛み合わなくなったりするリスクが高くなります。
特に、口呼吸や口唇閉鎖不全によって、歯並びだけでなく虫歯や歯周病のリスクも高くなるため、歯並びや噛み合わせが気にならない場合でも、きちんと鼻で呼吸し、お口を閉じるよう意識づけしていくことが望ましいです。
悪習癖をやめるには
無意識のうちにやってしまう癖をやめるためには、まずその癖を日常的に行っている自覚を持つことが大切です。 目の付くところに「舌で歯を押さない」「唇を噛まない」などと記入したメモなどを貼り、そのメモを見た時に癖をしていないか、している場合はやめるよう気を付けていくことで、少しずつ癖の頻度を減らしていくことができます。特に、テレビやゲームをしていたり、何かに夢中になっているときに出やすい癖もあるので、ご家族で声を掛け合い、気付ける環境づくりをしてみてください。
ただし、何かしらの癖によって心の平穏を保っている場合は、無理にやめさせようとすることでかえってストレスがかかり、悪化することがあります。 小さなお子さんには「〇歳になったらやめようね」・「○○組になったら卒業しよう」などの目標を立てたり、癖に意識が向かない環境を作ったりするのも効果的です。
いかがでしたか?
癖は気付いてもすぐになくすことが難しいので、少しずつ減らせるよう取り組んでいきましょう🐾
指しゃぶりなどの癖や歯並びでお悩みの方もお気軽にご相談ください(=^・^=)